『幸楽苑』の“カレーらーめん ブラック”
『幸楽苑』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2019/08/29/100050
カレーらーめん ブラック
麺 ★★★
ス ★★★★
肉 ★★★
玉 無
他 ★★★★
90点
幸楽苑イオン仙台店限定のラーメン。
イオン仙台店は宮城県は仙台市青葉区、青葉通と東二番丁通の交差点にあり、幸楽苑は地下のフードコート内にある。
注文すれば機器を渡され、音が鳴れば提供。
器には底が見えないほど黒ずんだスープが注がれ、麺や具材も半分が埋まっている。
麺は中太でやや丸みを帯びた角型のうねり系、加水率は高めで表面ぷるぷる、噛めばもちもちとして柔らかい質感で食べ応えがある。
スープは一口啜れば途端に戦ぐスパイシーな風、辛味の強い辛口カレーのキリリッと際立った風味に、醤油の塩味と辛味が合わさり、飲み応えのある変わり種スープになっている。
具材はチャーシュー、メンマ、長葱、なると。
チャーシューは豚バラ肉を炙り、ほのかな塩味と黒胡椒で風味も付与され、豚の甘味もほどほどに、そしてカレースープの味わいを纏っていく。
メンマは定番の短冊型、胡麻油のややクセのある風味が鼻に付き、食感はやや柔らかめ。
長葱はジャキジャキと、パワフルなスープの口周りをほんのり爽やかにしてくれるが、やはりカレーに浸食されていく。
なるとは本来の白さがほとんど失われ、見た目にも存在価値を奪われてしまっている様である。
味変はフードコートなのでなかなか難しく、また後半はスープを飲み干すことが苦難にも思われるので、無理はしない方が良い。
ここしか食べられない味わいとしては大いに魅力的である。
『Big Boy』の“鉄鍋手ごねハンバーグ〜ボルドレーズ風〜”
Big Boy
鉄鍋手ごねハンバーグ〜ボルドレーズ風〜
95点
秋冬限定の新メニューが登場。
鉄鍋を使用したハンバーグメニューで、フランスのボルドー地方スタイルの赤ワインソースが、チーズハンバーグや付け合わせの野菜にじっくり染み込んでいく。
ハンバーグは手ごねのふんわりジューシー質感、ほろほろとして適度な柔らかさで食べやすく、溶け出したチーズの艶かしい舌触り、風味やコクが旨味を倍加させていく。
そこにさらさらとゆるめで刻んだ薄切り玉葱もほのかに混じり、ほのかなコクの奥でじわーっとゆるやかに広がる甘味と、さらに奥から下から湧き上がる様な深みのある酸味、赤ワインやぶどうの旨味が染み込んだ証を飲み込んでいく。
付け合わせにはスライドポテト、舞茸の素揚げ、ブロッコリー、どれにも優しく合わせるソースのクオリティ、最後はライスまで吸い込んで一滴残らず堪能する。
『BAQET バケット』の“グリルチキンのトマトクリームフォンデュ”
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2020/04/04/100018
グリルチキンのトマトクリームフォンデュ
95点
グランドメニューのひとつ。
焼き皿に夕暮れの海を彷彿とさせるトマトクリームが注がれ、鶏胸肉のグリルを2枚、そして茄子とブロッコリーが岩礁や流木などを演出しているかの様な錯覚に誘っていく。
トマトクリームのややトロみのあるもったりとした質感から、フレッシュなトマトの酸味と濃厚なクリームのコク、まろやかな塩味が旨味抜群、ベースだけでパン一斤は食べられる。
鶏胸肉は肉身が締まってしっかりむっちりとした歯応え、固くなり過ぎず、適度な弾力で食べ応えを満喫させつつ、鶏の旨味とクリームの風味がマッチ、バジルの香りも華やかに。
トマトクリームとパンとの相性は80%以上と決まっているため、食べ放題のパンで皿を拭くくらいの気持ちで平らげてしまう、コスパも良い一品。
『BAQET バケット』の“チーズたっぷりフォンデュ風ハンバーグ”
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2020/04/04/100018
チーズたっぷりフォンデュ風ハンバーグ
95点
グランドメニューのひとつ。
焼き皿で提供されたのは冬景色を思わせる様なホワイト、ハンバーグの上にこれでもかとチーズをのせている。
さらに皿の中はチーズの海、その中にポテトやブロッコリーがまるで島々の様に浮かんでいる。
4種のチーズをふんだんに使用しているとのことだが、割ってみるとハンバーグの上にチェダーチーズらしき薄めのチーズが重なり、その上にパルミジャーノの様なチーズをのせているのが分かる。
ハンバーグは密に詰まってむっちむち、やや赤身もあるが、じっくりと火を通してあると信じ、その肉肉しい質感と下味を施された上質な旨味、脂身も少なくハンバーグ自体はアッサリとしている。
そこにチーズのまろやかな舌触りと芳醇な風味、ミルキーなコク、穏やかな塩味と、チーズを心ゆくまで堪能出来る。
チーズが食べ放題のパンと合わないワケもなく、食べ過ぎに要注意である。
『玉澤総本店』の“栗もなか”
『玉澤総本店』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2021/09/18/100000
栗もなか
甘味 ★★★★
塩味 ★
酸味
苦味 ★★
食感 ★★★★★
90点
和菓子メニューのひとつ。
封を開けると栗を模した様な最中がゴロンと登場、中には粒餡をたっぷり、そして栗本体も包まれている。
最中は非常に薄くてパリッとムチっと、香ばしさとほろ苦さに和の旨味を込める。
粒餡は小豆がしっかり残り、やや乾き目ながら粘り気も強いもったりとしたパワフルさ、それでいて甘味は上質ながら控えめ、渋みも感じつつ、ふくよかな甘味に昇華していく。
栗はゴロっと丸々含まれ、ほっくりしっとり、歯応えも残してむっしり、大胆な質感と素朴な風味に甘味と、栗の強みをそのままに発揮している。
食べ応えも良く満足感の高いお菓子。