『幸楽苑(ラーメン・福島県郡山市他)』の“中華そばプレミアム”
北海道、九州、その他を除き、全国に500軒近い店舗を展開。
黄色い看板が目印であるが、緑の看板である『幸楽苑Excellent』も全国に数店舗存在する。
安価で高品質を売りに、オーソドックスなメニューを揃え、時にフカヒレ等のリッチメニューも存在する。
角田店に参上し、カウンターやテーブル席など約40ほどの座席数がある。
卓上には醤油、酢、ラー油、塩胡椒らが並び、お子様にはぬりえやシールのプレゼントも。
中華そばプレミアム
とろーり半熟煮卵トッピング
麺 ★★★★
ス ★★★★★
肉 ★★★
玉 ★★★★
他 ★★★
95点
“中華そば”のチャーシューをプレミアムチャーシューに替えた一品に、とろーり半熟煮卵をトッピング。
お皿の上に丼をのせ、丼の直径ほどはある横長プレミアムチャーシューが印象的であり、茶色のスープは吸い込まれそうな色濃さを誇っている。
麺は中太角型のややうねり、多加水系で表面ぷるぷる、噛めばモチモチプッチン系、スープを可憐に纏ってツルツルと口の中に流れ込んでいく。
スープは鶏と豚による動物系ダシに濃い目の醤油ダレを合わせ、さらにチャーシューから滲み出る豚脂が甘味とコクをプラスし、非常にまろやかで絶妙な味わいになっている。
具材はチャーシュー、トッピングの煮卵、メンマに小口切りの長葱とオーソドックス。
チャーシューはプレミアム、豚バラ肉の塊を薄くスライスし、少し強めの熱で煮込んだのか脂身や肉質は僅かに固く、それでも「とろける」まではいかないが充分柔らかい。
元々のカエシ風ダレの味わいは薄く、チャーシュー自体の旨味も感じるが、煮込み過ぎたのか豚の甘味等も少し逃げてしまい、スープの味わいに侵食されている。
煮卵はネーミング通りに黄身は半分熟々と、白身もぷるぷると柔らかく、醤油が濃い目のタレを含んで実に濃厚でステキなクオリティに。
メンマはやや大ぶりの角型でくたくたとしながらクッキリ、葱はスープを十二分に吸い込んでいるが、苦味や辛味が爽やかに。
チャーシューはプレミアムにしなくても良く、ノーマルの中華そばだけで充分過ぎるクオリティだと思う。