『登米庵』の“ミニしょうゆはっと”
『登米庵』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2023/12/25/100000
ミニしょうゆはっと
95点
登米で有名なはっとを定番のしょうゆで、そしてミニでいただく。
米不足の時代に小麦を用いた代用品を食べ、その代用品に米作りよりも精を出した農民に対して、代用品作りを禁じた(法度とした)ことから、「はっと」と呼ばれている模様。
ミニとは言えど大きめの器に沢山の具材、そして香の物が盆に添えられてくる。
はっとは小麦を練って丸め、一口大ほどに潰しながら薄く伸ばしている様で、表面はぷるぷるとしっとりなめらか、噛めばグルテンのもっちりとした弾力と歯切れ、そして汁を吸い込んだ粉物の味わいが広がっていく。
汁は醤油をベースに鶏などの風味が強く、野菜の旨味もじわじわと溶け込んでいる様で甘味も感じる非常にコク深い味わい。
はっとの他にも登米で良く食べられる油麩、なると、長葱、大根、鶏肉、白菜、しめじなど、盛り沢山の具材が入り込み、油麩などは汁を十二分に吸い込んでジュワジュワのもちもちに仕上がっている。
七味唐辛子が合わないわけがないため、後半は投入して心も体もあたたまりたい。