ぐるなBB

宮城県在住であるBBの主観が渦巻く日常観察バラエティ

『菓子処おゝみや』の“かりんとうまんじゅう”

群馬県高崎市に本店を構える菓子屋。

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かりんとうまんじゅう”や大福らの和菓子、ガレットや生サブレらの洋菓子を揃えている。


大阪や京都の高島屋でも販売しており、オンラインでも購入できる。

 

かりんとうまんじゅう

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甘味 ★★★★
塩味 ★★
酸味
苦味 ★★
食感 ★★★★★
95点

 

看板メニューを頂く。


「日本一かたい かりんとうまんじゅう」と自負しており、外側はかりんとう生地、内側は漉餡が詰まっている。

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生地は殻の様にカチカチと固く、さらに揚げられてやや脂ぎっており、カリカリの中にジュワッとした歯応え、そして内側に向かうにつれてむっちりとした重厚な質感に変わっていく。


黒糖を練り込んだ生地は香ばしさの中にコクのある甘さを香らせ、さらには脂味や塩味が味わいに濃淡や深みを出し、生地だけでも十分なクオリティに仕上がる。

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そして内側の漉餡は塊になるほどみっちり詰まり、噛めばほくほくと崩れては、研ぎ澄まされた甘味とほのかな苦味を合わせて押し出してくる。


類稀な食感と高質な旨味、地方土産のひとつとしては実に惜しい代物。

『株式会社 角星』の“水鳥記 特別純米酒(山田錦) 五割五分”

株式会社 角星
水鳥記 特別純米酒山田錦) 五割五分

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甘味 ★★★★
塩味 ★
酸味 ★★
苦味 ★
辛味 ★★

 

宮城県気仙沼市で造られた銘酒。


兵庫県産の適合米・山田錦で仕込まれ、鼻を掠める麹の甘い香りが既に純度の高さを物語る。


口に流れ混んでくるのはまるで真水の様な透明感、そして果実の様な甘さがギュンッと広がる。


じんわりと響く塩味や酸味が混ざり合ってふくよかな旨味へと昇華していくが、それらは全て香り高い甘味の引き立て役となる。


最後に苦味や辛味がピシャリと締め、爽やかな余韻に浸っては次の一杯が欲しくなる。


吟醸を付していないのに純米でこのレベルの甘さを誇るのは愕然とする。

全国大学ラグビー選手権2020-2021 準決勝 20210102 明治vs天理

1月2日、決勝の椅子を決める2試合目は明治と天理の闘いに。
明治は2年ぶりの優勝を目標に対抗戦リーグを優勝、対する天理は初優勝を目指し、関西リーグで5連覇を果たした。
前々回大会では決勝で対戦して明治に軍配、共にリベンジを果たすべく両リーグのトップが激突する。


明治は重量FWによる安定したセットプレーと堅実なフィールドプレー、特に1年生時から出場している8番のボールキャリーと15番のキックが鍵を握るか、
天理は外国人を複数抱え、勢いのある突破とゲームメイク、特にサンウルブズにも招集された13番にボールを持たせると、危険度は一気に増していく。
互いにキーマンの動きと対処が勝敗を分けそうだ。


前半は天理ペース、外国人勢が怒涛の縦突破を図り、明治DFラインを前に出させない。
セットプレーではラインアウトで苦戦するも、スクラムでは優位に立って猛プッシュ、さらに13番にボールを集め、DFが寄ったところで空いたスペースに他選手を走らせ、トライを奪う。
明治もFW、BKのダブルラインを引きながら、8番を起点としてワイドな攻撃を展開、5番のオフロードパスも華麗に決まるが、なかなかペースを掴めず14点ビハインドで前半を終える。


後半も序盤は天理、速いテンポの球出しで明治DFラインを釘付けにしては、勢いのあるランナーがどんどん刺さって前進し、トライを2つ奪う。
明治はハンドリングエラーも重なってなかなか攻撃が出来ず、中盤にようやく連続で2本返すも、勢いは完全に天理だった。
最後は13番が個人技で中央突破、そして大外へのロングパスでダメ押しトライを演出し、15vs41と圧倒した。


明治がやりたかった攻撃を天理が行っていた印象で、特にスクラムが安定しなかった点は不本意だっただろう。
天理はリードすると関西気質というか、テンションがどんどん上がってプレーも大胆になりながら集中力も切らさず鋭さを増し、イキイキとフィールドを駆け巡っていた。
また8番に十分な仕事をさせず、突破されてもブレイクダウンでターンオーバーするなど、天理のDFレベルが高かったことも勝因だろう。


かくして決勝は連覇を狙う早稲田と悲願の初優勝を目指す天理との構図となった。
前回大会は準決勝で対戦して早稲田の圧勝。
早稲田のラインアウトモールと多重攻撃に対する天理のDF、天理のスクラムとスピード攻撃、そして13番への早稲田の対策がどう出るか、見ものである。

全国大学ラグビー選手権2020-2021 準決勝 20210102 早稲田vs帝京

新年恒例、1/2に行われる全国大学ラグビー選手権の準決勝。
第1試合は前年度覇者の早稲田と3年ぶりの王者奪還を狙う帝京の対戦。
対抗戦リーグでは早稲田が帝京を下している。


早稲田は昨年の主力が抜けるも、経験豊富な選手と新戦力が融合し、イキイキとプレーしている。
特にハーフバックスの速い球捌きと判断能力、FW陣の巧みな接点攻防とラインアウトモール、そして走力あるスリーバックスの決定力が魅力。
スピードある攻撃でペナルティを誘い、ラインアウトモールを得点を奪う展開になれば早稲田ペースか。


帝京は外国人を複数含め、連覇を成し遂げた時期同様にフィジカルが強みである。
FWは平均体重が105kgを超え、強靭なスクラムとブレイクダウンでペースを奪い、BKは外国人が攻撃の核となりながら縦に突破を図っていく。
キーマンが仕事をしながらボールキープが出来れば、帝京に勝機がみえてくるだろう。


前半は帝京が再三のスクラムチャージやラインブレイクでチャンスを掴むも、早稲田がトライを阻む。
特にラインアウトから外国人WTBがシザースで切り込み、パワフルな突進でラインブレイク、さらに12番の外国人も堅実かつ正確なボールキャリーで突破するが、早稲田がブレイクダウンで素早く動き出し、ノット・リリース・ザ・ボールやオフ・ザ・ゲートの反則を引き出していく。
早稲田はゴール前では執拗にラインアウトモールに拘り、固いモールを組んではトライを2つ、モールが崩れてもステップワークが鋭い15番の個人技で計3つのトライを重ねた。


対する帝京は外国人が縦突破をするが、その外国人が反則やミスを重ねてトライに結びつかない。
しかし強靭なフィジカルで接点では押し負けず、スクラムでは早稲田の反則を誘い、最後はペナルティトライも獲得した。
早稲田のFWは出足も速くDFも堅いが、BKはやや穴も生まれるため、そこを執拗に突いて最後まで決め切りたいところ。


後半は早稲田がループプレイで横に動きながら数的優位を作り、さらにアングルを変えたステップとランで帝京DFを撹乱、スリーバックスで2本のトライを奪う。
対する帝京がやはり勢いのある縦突破から薄めのBKラインを攻めて追い上げる。
両チーム共にキーマンが交代し、控え選手の登場によりゲーム展開はガラリと変わるが、それでも帝京のスクラム優位は変わらず、スクラムで反則を誘いながら優位な外展開、BKが追い上げのトライを上げた。


それでもあと一歩及ばず、33vs27で早稲田が連覇への道を掴んだ。
早稲田の勝因としては、10番が広い視野でゲームメイクできたこと、ラインアウトモールが成功していたこと、フィニッシャーがしっかり仕事をしたことだろう。
帝京はスクラムで優位に立てたが、早稲田の寄りが速いことでブレイクダウンでの反則が増えたこと、早稲田のラインアウトモールやFW・BKの多重攻撃に耐えられなかったこと、そしてスクラム固執して時間が過ぎてしまったことが敗因だったか。


決勝の相手は明治か天理か。
準決勝はそれがすぐ決まるから良い。

『焼肉レストラン ひがしやま』の“牛カルビ石焼ビビンパ”

『焼肉レストラン ひがしやま』の詳細は以下の記事を参照↓

https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2021/01/01/100000

 

牛カルビ石焼ビビンパ

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90点

 

牛カルビ入りの贅沢な石焼ビビンパ


石焼の器を覗くと、上からは卵黄を中央に牛肉の華が咲いた様で、カラフルパプリカさえもお洒落。


その下にはナムル、そして白米がたっぷりと、底からひっくり返せばおこげもこんがりとどこか神秘的。

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かき混ぜればナムルの胡麻風味と野菜のしんなり感、米の弾力のコントラスト、そして牛カルビの柔らかかつしっかりとした歯応えと旨辛味わいがごちゃ混ぜになり、口に運ぶと多方面から総攻撃を受ける様。


辛味がもう少し欲しい気もするが、卓上には焼肉のタレもあるため、好みの味わいに変化させていくのも良いだろう。

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最後まで熱々で頂け、やはり牛カルビで肉好きにはたまらないクオリティ。

『焼肉レストラン ひがしやま』の“カルビクッパ”

宮城県仙台市に本社を持つ焼肉レストラン。


『ひがしやまグループ』の中心的なお店であり、宮城県仙台市宮城野区六丁目に1号店を構え、その後宮城県内、そして全国へと展開していく。


焼肉メニューは一般的でもあるが、リーズナブルなものからエグゼクティブなものまで揃う。


ごはんものもクッパビビンパ、麺類も冷麺や温麺、お子様メニューやセットメニューも豊富で、家族でもゆっくりと楽しめる。

 

カルビクッパ

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95点

 

石焼の器に盛られたのは旨辛飯の代表。


クッパに贅沢なほど牛カルビをゴロゴロと混ぜ込んでいる。


具材は牛カルビ、大根、人参、ニラ、椎茸、卵、三つ葉を含んだスープ、そして底には白米が眠っている。

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熱々のスープは様々な具材でほのかにとろみも生まれ、野菜は芯もありながらしんなりと、そして塊で入っている牛カルビも柔らかく、絶妙な弾力で非常に食べ応えがある。


味わいは辛味がピリリと感じつつも卵でまろやか、野菜のほっくりとした甘味や旨味も充満し、白米も旨辛スープが染み込んでホロホロと進んでいく。


何と言っても肉々しいカルビの旨味が凄まじい、そんな一品。

『ラーメン★ビリー』の“アブラ飯小”

『ラーメン★ビリー』の詳細は以下の記事を参照↓

https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2020/12/29/100000

 

アブラ飯小

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95点

 

名前にも見た目にも破壊力抜群のご飯物メニュー。
大きめの器に白米150gほどを盛り、上に背脂とほぐしチャーシューとカエシの合作をのせ、胡椒と小葱を散らした丼。


背脂は一口小ほどに刻まれているのか自然にその形になるのか、ぷるぷると瑞々しさととろける様な質感を持ち、チャーシューはしっかり煮込まれてほぐされても繊維まで柔らかくジューシー。

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脂のギットリ感もあるが、それより染み込んでくる豚の甘味や旨味、チャーシューの肉味に加えてカエシの濃い塩味とが見事な一体感を生む。


胡椒のビリッとした香りや風味がまろやかな味わいに少し尖りを、そして小葱の彩りと爽やかさもクドさを和らげてくれる。


大のサイズもあるらしいが、少し勇気がいるパワフルさである。