『町田商店」の“半チャーハン”
『町田商店』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2019/05/01/100055
半チャーハン
95点
ご飯物メニューのひとつ、チャーハンを半で。
“半”と言ってもまあまあのボリューム、米180gほどに玉子、長葱、そしてチャーシューといったシンプルさ。
パラパラとはいかないまでも米粒全体に味と油は浸透、ふんわりとした口当たりで醤油や胡椒の風味が優しく広がっていく。
チャーシューはラーメンと同等であろう豚バラ肉を細かく刻み、脂身の多さがトロトロぷるぷるの質感とむっちりジューシー肉感とを混在させ、味や食感の起爆剤になっている。
玉子のふわふわ感と長葱のシャッキリ感とも良いバランス、飽きさせず絶妙な味わいで濃い口ラーメンの素敵なバイプレーヤーぶりを発揮している。
チャーハンは正義だ。
『町田商店』の“味玉ラーメン”
『町田商店』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2019/05/01/100055
味玉ラーメン(麺硬め、味濃いめ、油少なめ)
麺 ★★★★★
ス ★★★★
肉 ★★★
玉 ★★★
他 ★★★★
85点
すり鉢状の器に黄金色のスープ、海苔、ホウレンソウの組み合わせ、横浜家系の本流を受け継いでいるとみられる。
麺は中太でやや平型のややひねり、加水率は低く、硬めオーダーであるため表面はほんのり柔らかく、噛めば芯を残した様な強アルデンテで食べ応えがあり、また啜りやすい様に麺は短めに調整されている。
スープは前回の反省を踏まえて濃いめでオーダーするも、醤油の割合がかなり強く出てしまい塩辛さが8割、豚骨の旨味や風味も十分出ているのだが、2割ほどに留まってしまっている。
具はチャーシューと鶉の卵、そして海苔3枚とホウレンソウがデフォルトで、そこにトッピングとして味玉がついている。
チャーシューは豚バラ肉をやや薄めにスライスして1枚、脂身が多くトロトロぷるぷるの質感で食べやすく、豚の旨味や脂の甘味を堪能出来るが、カエシの染み具合は控えめ。
味玉が丸々1個入り、白身のぷるっとした弾力、黄身の吸い込まれる様な鮮やかな色合いは絶妙な熟加減を示し、それでいてカエシの染み具合はやはり控えめで、玉子のコクや味わいが全面に出ている。
チャーシューも味玉もスープに漬け込むと丁度良いタレ代わりになるだろう。
鶉の卵はパツパツの白身を破ると中から出てくる黄身のまろやかさ、昔から少し特した様な気持ちになっていた懐かしさもプラスし、独特の風味を味わえる。
海苔の風味は良好、ホウレンソウのくったり感と彩り、スープを吸った青っぽい味わいとのハーモニーもステキな箸休め。
味が濃いために刻み玉葱を投入、玉葱は生のために辛さが強く、スープで少し火を通すくらいで味わいとシャキシャキ食感を楽しめる。
また味変でおろしニンニクを加えると一層パンチと風味が強まり、濃厚な味わいに変わっていく。
味はちょい濃いめくらいで丁度良さそうで、せめて卓上に醤油を置いてくれるとこちらで調整出来そうなのだが、何とも。
『柳月』の“ズーチーフォンデュ”
『柳月』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2021/09/29/072956
ズーチーフォンデュ
甘味 ★★★★
塩味 ★★★
酸味 ★
苦味 ★
食感 ★★★★
85点
容器の底にはややどっしり目のふわっとスポンジが敷かれ、その上にはトルコアイスの様な謎の粘り気を持つとろーりチーズがたっぷり、さらにむっちりチーズブラウニーが水面ならぬチーズ面に浮かぶ。
クリーミーさと程よい酸味と甘味、そして鼻に付く独特の風味を合わせ持ったとろーりチーズが、甘さあるブラウニーに絡み纏まり、口の中はチーズの総攻撃である。
スポンジも程よい甘味であり、チーズと絡めて濃厚な口当たり。
常温でねばーりとして風味、温めてとろーりとして甘味、凍らせたらまた違った食感と味が楽しめそうだ。
『柳月』の“ソフクリ”
『柳月』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2021/09/29/072956
ソフクリ
甘味 ★★★★
塩味
酸味
苦味 ★
食感 ★★★★
90点
ワッフル模様の薄生地がバニラクリームをサンドした様は、少し豪華なゴーフレット。
カリカリザクザクの生地は蜂蜜の様なコクのある甘い香りを匂わせ、むったりと塗られたクリームの舌に残る重厚な食感と甘味がインパクト大。
シンプルに見た目と食感と味とが大胆で、安価である事から贈答にも適当。
『柳月』の“どらクリムⅠ世”
『柳月』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2021/09/29/072956
どらクリムI世
甘味 ★★★
塩味 ★★
酸味 ★★
苦味 ★★
食感 ★★★
80点
ふんわりコーヒー風味のどら焼き生地、挟むはラムレーズンを組み込んだ濃厚クリーム、そして柔らかく伸びのある餅。
ラムの芳醇で官能な香りとレーズンの甘・苦・酸味がクリームでまとめ上げられる。
コーヒー風味のほんのり渋めの落ち着いた生地がそっと包み込み、『洋』の雰囲気を醸す中でスッと甘味のある餅が『和』のテイストを演出する。
パッケージの可愛らしいイラストや変わり種からも好まれるか。
『柳月』の“十勝大納言”
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十勝大納言
甘味 ★★★★
塩味 ★
酸味
苦味 ★
食感 ★★★★★
80点
十勝大納言をふんだんに使用したきんつば。
粒の『弾け』と練りの『弾み』を同等に味わえる絶妙の蒸し具合、少し乾いた感触が口腔内に染み入る。
控えめながら澄んだ上質な甘味、極めて薄い生地で包んで白胡麻を散らし、ほんのり香ばしさもプラス。
『柳月』の“あんバタサン”
『柳月』の詳細は以下の記事を参照↓
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あんバタサン
甘味 ★★★★
塩味 ★
酸味
苦味 ★
食感 ★★★★★
90点
あんバタサンというあんバターサンド。
ノスタルジックなパッケージからは丁重に守られた商品が見え、サブレがあんバターをサンドしている。
サブレは綺麗に焼かれた色合いと小判型、柔らかく重力で曲がりそうなしっとり感、そしてさっくりと軽やかながら僅かな弾力も感じられる。
小麦の香りとバターのコク、砂糖の甘さが非常に濃厚に感じられ、サブレの良質さだけで十分勝負出来るクオリティ。
あんバターは小豆の皮や身が多少残る粒餡を使用し、そこにたっぷりのバタークリームでまろやかな口当たり。
あんこの甘味やバターの塩味は控えめながら、全体的にまったりとした優しい口当たりと味わいで、サブレに良く合うクリームとして存在している様である。
冷やしても美味しいらしいので、是非。