『農家食堂 神明そば慶』の“ミニ天丼”
『農家食堂 神明そば慶』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2022/11/18/100000
ミニ天丼
90点
丼物メニューのひとつ。
小ぶりな椀に白米150gほど、上には刻み海苔が敷かれ、様々な天ぷらがのっている。
天ぷらは海老、ピーマン、笹かまぼこ、煮玉子。
海老は丼を支配するかの如く聳え立っており、衣は粗めで厚めでザクザク、そして身はプリュブリュと肉厚弾力、その辺の海老とは質が違う事は明らかである。
ピーマンは薄めの衣でサックリと、ほろ苦くも火を通してどこか甘味のある味わいで良い。
笹かまぼこも衣は薄め、宮城県が誇る肉身が締まって力強い弾力、香る磯の風味も良質。
煮玉子は半分に割られて1個分、衣は薄めで白身から剥がれやすいほどだが、ぷるぷるの柔らか白身と半熟濃厚のオレンジ卵黄が実にまろやかで濃厚な口当たり、そしてじっくり染み込んだ甘めのカエシが絶妙。
全体に回しかけられたタレはほんのり甘く塩味も程良く、天ぷら自体の歯触りや風味を尊重しつつ、海苔の香りも含めて白米にも味わいをしっかりと付与し、丼物としてのクオリティの高さを物語っている。
コストと量を考えれば少し高めではあるが、是非とも一度は味わいたい商品。