『らーめんONE』の“海老つけ麺ONE”

『らーめんONE』の詳細は以下の記事を参照↓

https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2019/01/20/100032

海老つけ麺ONE

麺  ★★★★★

ス  ★★★★★

肉  ★★★★★

玉  ★★★★★

他  ★★★★★

95点

海老つけ麺の全部のせ。

本店『麺屋とがし』の“白”こと海老風味をつけ麺で注文、つけ汁と具材たっぷりの麺器が提供される。

麺量は200gと300gから選べ、それ以上は追加料金が発生する。

麺は中太角型のストレートややうねり、加水率は低めの全粒粉入り、表面はツルツルでモチモチとしながらも、歯を立てれば力強いコシと弾力、グムグムという質感で食べ応え十分、それでいて上品。

つけ汁は魚介だしに海老スープをブレンド、脂が浮いた様にドロロンとして濃厚必至、 魚介のやや尖った様な風味と香り、海老のまろみのある独特で穏やかな味わい、そして醤油ダレの塩味が合わさり、グワっと旨味が伝わる。

そして長葱のジャグジャグとした食感と辛味が濃厚な味わいを緩衝する様で良いアクセントに。

具材はデフォルトのメンマに加え、チャーシュー、味玉、海苔が麺器に盛られ、つけ汁には長葱、青葱、糸唐辛子が含まれている。

メンマは短冊型に揃えられて7-8本、くったりとしながら胡麻油の香りと醤油の塩味がしっかり染み込んでグニグニと、主役を張れるほどのインパクトがある。

チャーシューは豚ロース肉の炙り、レア、そして鶏ハムの3種類がそれぞれ1枚。

炙りチャーシューはタレを染み込ませてからしっかり炙られ、身も締まって表面はやや固めながらムチッとした質感、香ばしさと共にタレの甘辛さ、豚の旨味が一気に吹き込み、実にジューシーな食べ応えである。

レアは低温調理でじっくりと仕入れをされ、しっとりとした歯触りに吸い付く様な口当たり、そしてむっちむちの弾力から程よい塩の味わいと豚の甘みが、噛めば噛むほど滲み出て来る。

鶏ハムは水晶の様に輝いており、皮目部分には黒胡椒が塗され、しっとりむっちりとした歯触りから鶏の風味と胡椒の香ばしさ、染み込まれた塩味が濃厚な味わいを物語っている。

味玉は半分に割られ、白身はほんのりと褐色に染まり、黄身も鮮やかな橙色でトロンと熟し、甘味の強いまったりとしたカエシが染み込み、主役を張れる力がある。、

海苔の風味も箸休めに良く、海老のつけ汁とは海の風味で相性良い。

 
味変として卓上の唐辛子、黒胡椒、鰹と昆布の特製酢を加えても良いが、どれも海老の風味とは上手くマッチングせず、強いてあげれば特製酢の酸味と魚介の旨味がより爽やかかつふくよかに変化させてくれるか。

海老好きにはたまらないだろう。