『松風屋』の“芭蕉最中”
大正10年創業、“昔なつかしあんどーなつ”や“芭蕉最中”などの和菓子や、“パルフェ”や“ぷりん”などの洋菓子を製造し、販売している。
お菓子は店舗外でも道の駅等で購入可能であり、インターネット上で注文できる。
芭蕉最中
甘味 ★★★★
塩味 ★
酸味
苦味 ★★
食感 ★★★★
85点
和菓子メニューのひとつ。
封を開けると「芭蕉 奥の細道」の文字が皮生地に浮かび上がり、生地はサクサクとしていて香ばしく食べやすい。
中には胡麻餡、白餡、小豆餡の3種が入っている。
胡麻餡はねっとりとしながら細かな粒でザラザラと、ほろ苦さのと渋みの中に深いコクと優しい甘さが響いていく。
白餡は皮付きの豆が荒々しく潰され、質感はねっとりまったり、甘さを抑えて落ち着きのある風味が流れる。
小豆餡はやや粗めに潰した粒餡で、ねっとりとしてゴロリという粒感もあり、強めの甘さとコクがじっとりと染み込んでいく。
強すぎない味わいが素材の良さを引き出している、そんな厳かなお菓子。