『らーめんかいじ』の“かいじの濃厚魚介つけめん”
『らーめんかいじ』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2021/09/24/100000
かいじの濃厚魚介つけめん(麺300g)
麺 ★★★★★
ス ★★★★★
肉 ★★★★★
玉 ★★★★
他 ★★★★
90点
一番人気のメニュー。
“かいじの〜”とついたメニューはお得なトッピング3種盛(チャーシュー2種と味玉?)との事で、非常にお得であり、他の麺屋とがしグループと比較しても値段はリーズナブルな印象。
そして麺量は無料で200g、300g、400gと選択可能、冬場はあつもりも可能な様であり、様々な要望に応じている。
麺は中太でやや角型のストレートほんのりうねり、加水率は低めで表面ツルツルとしてぷるぷる、噛めばもっちりと程良くコシを感じる弾力、ゾゾゾッと啜りやすく、口に運びやすいなめらかさや長さは圧巻であり、次の一口を誘っていく。
つけ汁は濃厚豚骨醤油に魚粉たっぷり、ドロリとした水質にザラザラとした口当たりで魚粉の濃度が高い事が分かり、豚骨の濃厚な旨味の中に魚介のエッジの効いた様な苦味と旨味、そして醤油の強い塩味が融合し、パワフルな麺に絡みつくパートナーとなっている。
つけ汁には長葱と小葱が乗り、中にはメンマも隠され、麺器にチャーシュー2種と味玉、そして海苔2枚の具材が飾られる。
チャーシューは豚のレアと角煮風豚バラ。
レアチャーシューは5mm幅ほど1枚、豚のロースあたりを縛って丁寧に低温調理し、しっとりとした湿度と質感で優しいファーストインパクト、次いで染み込んだ塩味がぶわっと拡がり、豚の風味も全然臭みがなく、芳醇な旨味が余韻を支配する。
角煮は豚バラ肉を5mm厚ほどで1切れ、ホロホロと柔らかく肉質もむっちり、甘辛タレで煮込まれたその甘味や塩味は凝縮され、豚の旨味と共に一品料理の域に到達している。
味玉は半分に割られて入り、ほんのり褐色のぷるんと白身と鮮やかなゴールドオレンジの半熟まったり黄身、甘めのカエシが染み込んで甘辛さと黄身のコクとがバランス良く、優しく控えめで良い箸休めに。
海苔は2枚、麺にやや引っ付くが、風味や香りも良く、メンマは細めの短冊型で大量に入り、くったりとしてはクニクニの歯応え、風味は僅かで魚介豚骨つけ汁の味わいに侵略されている。
味変としては唐辛子等を使用したが、つけ汁が濃いめであるため『らーめんONE』にある様なフルーツ酢でさっぱり感を追加したいところ。
スープ割は魚介ベースのあっさり感、つけ汁が濃過ぎて困る方は早めに投入もご検討を。