『中華そば いぶし』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2023/01/20/100000
いぶしつけ麺
麺 ★★★★★
ス ★★★
肉 ★★★★★
玉 ★★★★★
他 ★★★★★
95点
つけ麺を注文。
麺はラーメンより多い1.5玉、温盛りと冷盛りを選べるため、年中楽しめる。
大きめの器に自家製麺、具材が多く入ったつけ汁と共に割スープも提供される。
麺はやや厚みのある平型ややうねり、加水率はやや高めで全粒粉入り、表面はぷるぷると瑞々しくツルツルとしたなめらかさ、噛めばもっちもちの弾み具合と沈み具合が絶妙、風味も豊かで非常に良質な麺と分かる。
つけ汁は魚介ダシの軽やかな風味に鶏系ダシの甘味のある旨味、そこに塩味を抑えた醤油系にやや酸味が効き、さらに香味の葱や唐辛子に白胡麻と、香ばしさや辛味も混じって上質で複雑な味わいになっている。
具材はつけ汁に入ったチャーシュー、セリ、メンマ、なると、味付玉子。
チャーシューは2種類、薄く大きめの豚ロース肉と、ブロック状の豚モモ肉。
低温調理されてレア感も出ている豚ロースはしっとりとした口当たりにむちっとした弾力のある噛み応え、下味にしっかりと付与された塩味が、肉の力強い旨味をさらに引き立てる。
豚モモ肉は脂身も多くブロック状で食べ応えは抜群、ジュワッと沈み込んでは溢れ出る肉汁、濃厚な塩味と甘味がしっかりついて箸休め以上のクオリティである。
セリは仙台が誇る冬の味覚、シャッキリとした歯触りと瑞々しい口当たりから鮮烈でコク深い青みが広がる。
メンマは細切りでカリコリと良い歯応え、筍のほっくりとした風味すら感じる様な絶妙な旨味で、質感と共に素敵なアクセントに。
味付玉子は半分に割られた半個分が入り、白身は固めでぷるっと、黄身はダークオレンジで最強の半熟具合、まったりとコク深く甘味が強めのカエシがしっかり染み込み、スープに浸かりながらも味わいは褪せない。
味変としては卓上のペッパー類が香ばしさと味わいの締まりに寄与するが、割スープは魚介の風味がふんわりと香るため、少し加えてラーメン様にして食べるのも良いだろう。