『大志軒』の“炙り肉味噌麺”
『大志軒』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2021/04/24/100000
炙り肉味噌麺
麺 ★★★
ス ★★★★★
肉 ★★★★★
玉
他 ★★★
95点
“淡麗味噌麺”のチャーシューを味噌と共に炙った豚肉に変えたこのメニュー。
大きな器には混濁したスープが注がれ、焦げ目が映える豪快なお肉が印象的。
麺は中太角型でうねり、加水率は高めで柔らかく、ふわっともちっとの優しい食感、相変わらずスープをよく纏っている。
スープは味噌ベースで動物系スープと合わせられ、背脂量も同様に「ふつう」、浮いた背脂の質感も楽しみながら、味噌のまろやかなコクに豚の甘さと風味、それらが一体となって超絶な旨味が一口啜る度に襲い掛かってくる。
具材は炙り肉にメンマと長葱、海苔は消えた。
炙り肉は豚バラ肉に味噌を染み込ませては身が縮み過ぎない程度に丁寧に焼かれ、仕上げにバーナーで焦げ目を演出、薄めで柔らかく、それでいて波打つ形状が弾力を生み、重厚な噛み応え。
そして何と言っても味噌の味わい、甘味と塩味が3:7ほどの絶妙なバランスが肉に十二分に染み渡り、豚の甘味や旨味、さらには極上スープも追い風となり最高の「おかず」として仕上げられている。
メンマは短冊型に薄く切られ、くったりとしながら芯の歯応えもあり、胡麻油の風味もアクセント。
長葱はかなり薄く切られ、フレッシュ感を残して爽やかな辛味を与えてくれ、そこに味噌スープが染み込んではこれだけで白米が進みそう。
スープと炙り肉の相性が強すぎて、それだけで世界と勝負出来そうなほどである。