『優勝軒』の“特製もりそば”
『優勝軒』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2021/06/27/100000
特製もりそば
麺 ★★★★
ス ★★★
肉 ★★★
玉 ★
他 ★★★
70点
看板メニューである“もりそば”にチャーシュー増量と味玉追加が成された“特製”を頂く。
麺の器に具材も盛られ、つけ汁はマッドな印象を与える不透明な色合いをしている。
麺は中太角型のストレート系ややうねり、全粒粉も含んだ硬めでモチモチの歯応えと力強い弾力、風味もあって大ぶりでも食べやすい印象。
つけ汁はドロッとした口当たりから、魚介豚骨のダブルスープに醤油ダレを合わせ、豚骨のまろやかな風味と魚介の少し尖った風味、そこに醤油の塩味が加わり、想像や見た目以上にあっさり目ではある。
具材は麺の器に海苔、チャーシュー、メンマ、つけ汁にも味玉、なると、長葱、もやしとふんだん。
チャーシューは豚バラ肉を厚めスライスしてこんがり炙り、身が絞まってやや硬めのむちっと食感、焦げ目の香ばしさと染み込んだほのかな塩味がじんわりと、豚の旨味と共に訪れる。
味玉は半分に割られて入り、固く茹でられて黄身も綺麗なイエロー、しかし味付けはほぼ皆無であり、いわゆる茹で玉子と同等である。
海苔は2枚、麺に引っ付くが風味豊か、メンマはシャキシャキ食感の中きら胡麻油の風味と甘味がふんわりと。
つけ汁のもやしもたっぷりでモキモキ、つけ汁を十二分に吸い込んで旨味良き、なるとの色合いも映えて良き。
途中の味変として卓上のゆず酢がススメられており、ゆずの香りはささやかながら酢がサッパリと清涼さを運んでくれ、ドロッと感もやや緩まって終盤の重さを和らげてくれるため、これは試し甲斐がある。
個人的には普通のもりそばでも十分満足出来るかも知れない。