ぐるなBB

宮城県在住であるBBの主観が渦巻く日常観察バラエティ

『支那そばや(ラーメン・神奈川県横浜市戸塚他)』の“醤油らぁ麺”

『ラーメンの鬼』と呼ばれた故・佐野実氏のラーメン店。神奈川県は横浜市戸塚に本店を構え、新横浜にあるラーメン博物館との2店舗だけとの事だが、支那そばやから暖簾分けしたお店は全国に存在するという。
厳選素材を用いたスープ、自家製麺、具材にこだわり、麺を作るための小麦作りにも着手しているとの事。

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ちなみにラーメン博物館店は2019年12月1日に卒業する事が決まっており、11月上旬には最高品質の小麦を用いた卒業ラーメンを販売する予定である。
ラーメン博物館店は30席程度あるが、名の知れた名店であるからか列を成す事がほとんどであるため、ある程度は覚悟した方が良い。

 

醤油らぁ麺
味玉トッピング

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麺 ★★★★★
ス ★★★★
肉 ★★★★
玉 ★★★★★
他 ★★★
90点

新横浜の『ラーメン博物館』で頂く。
仄暗い証明やネオンの灯り、カタカナが並ぶ景観を散りばめた全体の雰囲気が昭和を漂わせ、ラーメンの走りであった頃に良く合っている。


縁広がりの器に、澄んだ色合いのスープが注がれ、昔ながらではあるがどこか上品さを醸し出している。

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麺は中細角型ストレート、やや多加水のプッチンシコシコ系、全粒粉入りで麦の香り感じながら、麺と麺の狭間にスープを面白いほどに絡め取ってくる。


スープは濃厚な魚介ダシをベースに、鶏の香りも含めた透いた醤油色、 ふくよかな旨味と僅かに苦味を添えた爽やかさがマッチし、淡麗な味わいもみせる。


具材はチャーシュー2枚にメンマと海苔、葱がデフォルトで、トッピングは名古屋コーチン味付けたまごで、別皿添えが可能。

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チャーシューは豚肩肉をぷるぷるに煮込み、型崩れせずに大振りな形を保つ丁寧さ、味わいは淡白だが豚の甘味とその食感に酔わされる。

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玉子は黄身が赤に近いほどの色合いで見た目から凶暴、日本三大地鶏が放つ濃厚なコクにカエシの甘辛い味も染み込み、白身もしっかり支える固さで最上級、高くても付けた方がいい。

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メンマは器の半円周に横たわるほどの大ぶりで、柔らかく煮込まれて口の中に丸ごと放り込める有り難さ、海苔の風味は魚介にマッチング、葱は小口切りで青味をいつも通りに運ぶ。

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卓上の黒胡椒を振りかければより刺激的で締まった味わい、はじめから入れると天国の『ラーメンの鬼』から叱責を受けるかも知れないので、中盤以降に味を変えて楽しもう。