「麺屋タカモト』の“鰹だし豚骨醤油らーめん”
『麺屋タカモト』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2020/03/23/100029
鰹だし豚骨醤油らーめん 味玉トッピング
麺 ★★★★
ス ★★★★
肉 ★★★★
玉 ★★★★★
他 ★★★★
90点
鰹の深みと豚のコクが一体となったラーメン。
摺鉢状の器に濁ったスープが注がれ、脂の層が透き通って見え、小葱の緑が映える。
麺の固さや味わい、ニンニクの量は全て普通で注文。
麺は中太丸型のうねり系、低加水率でムチムチムニムニ、固めで弾力も強く、食べ応えは十分。
スープは上の脂層と下のドロ系のまったり層を合わせて濃厚な口当たり、鰹だしの深みのある味わいや魚介の渋さに僅かな苦味、そこに豚骨の溢れ出るコクと、臭みもないまろやかな風味が合わさり、醤油の塩辛さをじんわり堪能した最後、ニンニクのパンチある味わいがブワッと広がる。
麺が低加水・固め・うねりなため、濃厚スープを全身に纏って口まで運ばれるが、啜れるほどの滑らかさが麺にもスープにもないため、少し食べにくさはある。
具材はチャーシュー、メンマ、海苔、長葱と小葱がデフォルト、そしてトッピングの味玉。
チャーシューは豚バラ肉の塊を若干炙り、5mmほどの厚みでスライス1枚、脂身も多く肉質は柔らか、豚の旨味に炙った香ばしさ、スープに浸かれば浸かるほど味わいも後押しとなる。
味付玉子は丸々1個入り、割ると半熟の黄身が黄金色に染まってドロリと湿り、白身は締まってプリプリ感、醤油強めのカエシが白身にも黄身にもじっくり染み込み、単品でも最上級の評価を与えられるクオリティに。
メンマは太め角型でバリボリシャキシャキと香ばしく、葱の爽やかな風味が濃厚スープを緩衝し、海苔の磯の風味は鰹とも豚骨とも合う。
後半には卓上の黒胡椒で味に締まりを、そして自家製食べるラー油はローストされたスライスガーリックが香味油に漬かり、ほんのりピリ辛加減とニンニクの爆発力で変化をもたらしてくれる。
あっさりめの“中華そば”も気になるが、やはりこちらを食べないと後悔しそうな、そんな濃厚加減と満足感。