『仙台家系ラーメン一翔』の“家系味玉ラーメン”
『仙台家系ラーメン一翔』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2022/05/27/100000
家系味玉ラーメン
麺 ★★★★
ス ★★★★★
肉 ★★★★
玉 ★★★★
他 ★★★★★
90点
看板メニューである家系の味玉入りを頂く。
麺の固さ、味の濃さ、油の多さを3段階からチョイス出来るが、ここは全部ふつうでお願いする。
擂鉢状の器に海苔、ほうれん草、薄いチャーシューと言った家系らしいルックスが並んでいる。
麺は中太角型のストレートややうねり、加水率はやや低めで全粒粉入り、表面はもちもちと柔らかく、歯切れはプッチンと弾力があり、さらにはむちむちとした粘りも感じられる。
スープは濁ってややとろみもあるこっくりさ、豚骨の臭みが若干残る濃厚さ、そして塩味も物足りないかと思いながら徐々にコクと旨味が滲み出てきては丁度良い塩梅とバランスに仕上がっている。
具材はチャーシュー、海苔、ほうれん草、長葱が僅かに、そしてトッピングの味玉。
チャーシューは豚ロース肉様を低温調理した様なほのかな桜色、とても薄くスライスされており質感はしっとり柔らかく、むちっとした弾力から染み込んだ塩味と豚の甘味・旨味がじんわりと広がる。
海苔は3枚、大きめで風味も良く、スープに浸してそのまま食べて良し、麺と絡めて良し、白米を巻いても良しと重要なバイプレーヤーぶりを発揮する。
ほうれん草は2-3口ほどにたっぷりと入り、くったりしんなりとしたソレはそのまま食べても非常に濃厚な自然の味わい、青臭さや苦味も全て旨味に変換され、さらには家系スープを吸い込んで極上のおひたしに進化していく。
味玉は丸々1個入り、白身は柔らかめでぷりんぷりん、黄身は少しとろけ出すほどのゆるみもある濃厚さ、コクのある旨味とやや尖った様に感じる塩味がまた良く、トッピングして損はない印象。
味変として胡椒を加えれば香ばしさと爆発的な刺激を、ニンニクはパンチと僅かな辛味でパワフルに、豆板醤は味わいが強く一気に辛味噌風に変わってしまい、白胡麻は粒感程度の感想に。
豚骨と醤油の良いバランスを保った一杯で、個人的にはやや濃いめ程度で良いのかも知れない。