『kazunori ikeda individuel カズノリイケダアンディヴィデュアル』の“モンブラン”
『kazunori ikeda individuel カズノリイケダアンディヴィデュアル』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2019/03/15/150005
甘味 ★★★★★
塩味 ★
酸味 ★★
苦味 ★★
食感 ★★★★★
95点
一般的なモンブランのマロンクリーム網模様は見当たらず、花弁が開き出した様なルックスはミステリアス。
もったりと超濃厚なマロンクリームはピエモンテ産の栗を使用、舌の上にドスンとのしかかる圧と、押し潰す事で弾け飛ぶ栗の風味と甘味、そして香るラム酒の華やかさに、もほやマロングラッセの域。
花弁の下には、折り重なる様で疎密に集うムラング・フランセーズが宝石の様なカシスコンフィを包み込み、カシカシと脆いメレンゲの軽やかな甘味、カシスコンフィの下顎に染み込む様なじんわりと重厚な酸味、その食感や味わいのコントラストにのめり込む。
栗にカシスにメレンゲに、舌や脳が休む暇なく刺激され、従来のモンブランの概念を逸脱し、これはもうモンブランではないと拒絶してしまうも、味は受け入れてしまうのである。