『おっぺしゃん』の“おっぺしゃんらーめん”
『おっぺしゃん』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2020/12/11/100000
おっぺしゃんらーめん
麺 ★★★★★
ス ★★★★★
肉 ★★★★
玉 ★★★★
他 ★★★★
95点
店の最もノーマルな味であるラーメン。
麺の硬さと脂の量を選択出来るが、お店オススメの麺はバリ、脂はドンピシャで頂く。
スープは濁って斑な茶色、やや小汚い見た目も店名の由来を思い出せば、なんてことはない。
麺は極細丸型のストレート、加水率は低め、バリの硬さは表面が僅かに柔らかくも芯をしっかり残したプッツリパツパツ系の歯切れ歯応え、食べ進めるうちにスープを吸い込んで質感が変わっていく。
スープは豚骨スープに醤油ダレと黒マー油の熊本系オーソドックス、豚骨の臭みはほとんどなく、醤油の塩味、黒マー油の深いコクと香ばしさが合わさり、混沌とした中に超絶な旨味へと集約していく。
具材はチャーシュー、味玉、海苔、キクラゲ、葱がデフォルト。
チャーシューは豚一頭からごく僅かしか取れないというバラ先チャーシューの塊をひとつ、中には軟骨が柔らかく溶け出したプルプルコラーゲンが詰まり、噛めばむっちり感、齧ればもちもち感、そして豚の旨味が弾け飛ぶ。
味玉は半分だけ入るが、既にスープに浸されて黄身もじゅぶじゅぶながら、ぷるぷる白身とまろやかな半熟卵黄の口当たり、濃厚スープを染み込んだ黄身のコクのある味わいは、この状況ではじめて光るのかも知れない。
海苔の風味も爽やか、葱の青味もクドさを消してくれ、キクラゲのクニクニ食感もとても良いアクセント。
終盤はコク出しニンニクを加えてパンチ力と深みを倍増、相当な破壊力のため人と会わない日にしかチャレンジ出来ないであろうが、是非とも最後には投入したい。
トッピングが増えた“マル得おっぺしゃんらーめん”もあるが、これで十分なクオリティ。