『らぁ麺すみ田』の“特製醤油らぁ麺”
『らぁ麺すみ田』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2022/05/21/100000
特製醤油らぁ麺
麺 ★★★★★
ス ★★★★★
肉 ★★★★
玉 ★★★
他 ★★★★★
90点
一番人気メニューの醤油を頂く。
特製とはデフォルトにチャーシュー増量、鶏チャーシュー追加、味玉追加が成されている「全部のせ」の模様。
逆円錐様の広口狭底の器に暗い色のスープと華やかな具材が盛られて提供される。
麺は中細角型のストレート、加水率は低めで全粒粉入り、表面はもちもちながら噛めばパツンと心地良い歯切れ、そしてむっちむちという弾力で非常に食べやすく、香り高い。
スープは鴨と大山どりから取られた濃厚鶏清油に濃口醤油ダレ、さらには鶏油をたっぷり含んで表面は光沢があるほど、まったりとした口当たりから醤油の濃い塩味、そして鶏のふくよかな風味と旨味がセカンドインパクトとしてのしかかってくる。
具材はチャーシュー、メンマ、青葱、味玉。
チャーシューは豚肩ロースと鶏胸肉を低温調理したものを2つずつ、豚肩ロースは薄くスライスされて淡いピンク色が徐々に熱を帯びてグラデーション化しており、しっとり質感と薄めながらもむっちりとした弾力を誇り、塩味は適度で豚の精錬された旨味を頂ける。
鶏胸肉はやや厚みがある形で切り分けられるも、同様にしっとりとしてなめらかな口当たり、むちむちと跳ね返す様な質感と噛み応えがボリューミーであり、やはり鶏本来の味わいが強い。
メンマは穂先が大ぶりで2本、部分や厚みが異なる箇所でカリコリやポリポリといった食感に差が生まれ、風味も豊かで大変食べやすく好感が持てる。
味玉は丸々1個入り、白身はやや固めのぷりぷり、黄身は半熟で熟々としたゴールドオレンジ、下味はほとんどついていないに等しいが、黄身の濃厚なコクを堪能出来、スープの塩味がタレ同様の役割を担う。
青葱は時折みせる食感や彩りのアクセント程度で、注文はしなかったが胡椒等で刺激を加えると味が少し締まったかも知れない。
それでも鶏好きなら満足出来る丁寧な麺とスープであった。