『北海道ラーメン倶楽部 蝦夷』の“熟成醤油の中華そば味玉”
『北海道ラーメン倶楽部 蝦夷』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2020/07/03/100059
熟成醤油の中華そば味玉
麺 ★★★★★
ス ★★★★
肉 ★★★★
玉 ★★★★★
他 ★★★
95点
熟成醤油に魚介ダシと豚骨スープをブレンドしたラーメンの味玉トッピングバージョン。
丼には背脂が大量に浮かび、具材は味噌ラーメンとほぼ同様。
麺は中太角型ストレートややうねり、多加水系で表面ツルツル、噛めばモチモチプッチンと歯切れも歯応えも良い。
スープは背脂のぷにぷに感を超えるとサラリとした口当たりに出会え、熟成醤油と日本海塩が生み出すまろやかな塩味、魚介ダシのじんわり湧き上がる風味、豚骨のほんのり甘味のある味わいが混ざり合い、深みのある旨味へと変わる。
具はチャーシュー、メンマ、海苔、微塵切り玉葱、そしてトッピングの味玉。
チャーシューは豚バラ肉が丼の直径ほどの大きさでスライスされ、味噌とは異なり炙られていないが、しっとりとしながらむっちりとした弾力で、スープの味も纏いながら豚の旨味を発揮する。
メンマは平型のモノが5片ほど、シャッキリカリコリとしているも、口に残る感が少し気になる。
海苔は磯の香りバッチリ、玉葱は粗く刻まれるも背脂と見紛うほどで、不意にシャキシャキとした歯触りとやや辛味のある味わいをみせる。
味玉は丸々1個、白身はぷるぷるで黄身はジュクジュクのドロリ、甘味のあるカエシ様のタレに浸されていたのだろうか、極上の旨味と背徳的な黄身のまろやかさに打ち拉がれる。
麺のクオリティ、具材とスープとの調和、個人の趣向もあるが、味噌よりは醤油の方が好き。