ぐるなBB

宮城県在住であるBBの主観が渦巻く日常観察バラエティ

『牛カツ専門店 京都勝牛』の“牛リブロースカツ京玉膳”

『京都勝牛』の詳細は以下の記事を参照↓

https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2019/10/26/100047

 

名物白 牛リブロースカツ京玉膳(並)

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100点


牛のリブロース肉をミディアムレアで揚げた名物“白”、デフォルトの千切りキャベツ、麦ご飯、赤だし、塩山椒、和風カレーつけ汁に加え、京玉と呼ばれる温泉玉子がついた御膳セット。

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カツは11切れほどに細かく薄くカットされ、断面からはリブロースの瑞々しい脂の白と野性味溢れる肉身の赤が覗く。
衣は薄くも大外に多く付いており、ざっくりとしながら軽やか、肉は柔らかい歯応えと、どっしりとした弾力を併せ持って小ぶりでも充分なクオリティ。

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11切れをどの様に食べるかは当人の自由であるが、私は多種多様な味を楽しみたいため、様々なパターンを試す。

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牛カツソースはいわゆるウスターソース、サラリとして衣に染み込み、爽やかな酸味にジュンッと響く塩加減が懐かしさを演出し、すりごまがまろやかな風味と小気味良い舌触りを産む。
だし醤油は昆布の風味をしっかり含んで甘味の強い和風ソース、ややゆるくて衣をふんわりと纏い、さらにわさびは辛味よりも苦味や渋みを細やかに運び、ツンッというよりもグッという感じで味わいを締めてまとめにかかる様。
山椒塩はほんのり塩気もありながら、やはり山椒の芳しい香りと、ピリリという刺激的なスパイシーホット加減で、肉の旨味を邪魔する事なく支えてくれる。

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キャベツ用のドレッシングなのか、柑橘系の果汁や香りを吸い込んだ様なキレのある辛酸っぱいソースも、衣や肉に注ぐ事で非常にサッパリと、それでいてパンチのある味わいに変化を遂げている。
七味唐辛子は風味も保たれて香り高く、他のソースと合わせても唐辛子独特のカッという速く刺激的な辛味を追加し、堪能出来る。

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和風カレーつけ汁は小鉢ほどの器に注がれているが、いわゆるカレーうどんの汁の様に、スパイスの風味が香る中にカエシ様のダシの旨味が溶け込んでどこかまろやか、甘さ、辛み、塩加減を誇るカレーがカツと合わないワケがない。

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京玉というゆるい温泉玉子に甘辛いタレを注いだ代物、白身はぷるぷる・つるんとした喉越しで心地良く、黄味はほぼ生でトロけ出し、カツにどっぷり纏わせて相性抜群、マイルドなコクをプラス。

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このカレーや京玉を最後麦飯に注いで食べると、何とも言えない幸福感と高揚感に浸される。

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赤だしは赤味噌の豊潤な風味と塩味が強力であり、味が染み込んだ棒麩や爽やかな青物と共に、ご飯のお供にもなる。
ご飯は麦飯で、小ぶりな茶碗に100gほどで盛られてくる。
キャベツは千切りされて柔らかく、その細さ・細かさから他のキャベツと容易に絡まってしまうが、口に含めばふわふわと柔らかい口あたりとシャキシャキという歯応え、ほんのりと甘さが充満する。

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ちなみに麦飯、赤だし、キャベツはおかわりし放題であり、麦飯やキャベツは量も調整してくれるので、恥ずかしがらずに堪能しよう。