ぐるなBB

宮城県在住であるBBの主観が渦巻く日常観察バラエティ

『山岡家(ラーメン・茨城県、北海道他) 』の“醤油ラーメン”

家系ラーメンに近い豚骨ベースのラーメンを販売するお店。

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茨城県牛久市に第1号店を構え、本社を北海道札幌市に置き、店舗は全国展開しているが、西日本は北九州や明石、東海地域に少数あるほどで、北海道から関東までに比較的集中している。
そのほとんどが24時間営業を行っており、寸胴で4日間煮込んだとされる豚骨スープとストレート麺が特徴である。
ネット販売も行っており、ラーメンやチャーシューブロックも購入出来る。

 

今回は宮城県仙台市宮城野区にある宮城野店にお邪魔。
県道23号線沿い、三井アウトレットパーク仙台港のすぐそばにある店舗は、トラックも利用出来る様に駐車場が広大、トレードマークの赤い看板はすぐ目に入る。
店内に入るとすぐに食券機、スープの種類やトッピング等で30種類ほどあるメニューから選び、席へ。

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席はカウンター7席ほどに2人掛卓が7卓、6人掛卓が4卓、卓上には調味料として醤油、酢、ラー油、黒胡椒、唐辛子、辛味噌、おろしニンニク等がセットされている。
水はセルフサービスである。
サービス券なるものも渡され、複数枚溜まるとラーメンと交換出来るシステムらしい。

 

醤油ラーメン(油、麺、味全て普通)
味付け玉子トッピング

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麺 ★★★
ス ★★★
肉 ★★★
玉 ★★★★
他 ★★★★
70点

 

皿の上に丼をのせ、乳白色のクリーミーな色合いをしたスープに麺が沈み、具が浮かび、豚骨臭さを漂わせながら提供される印象からは、家系を想像しない方が無理である。
油の量、麺の固さ、味の濃淡をそれぞれ3段階から選べるのだが、初めてなので全て普通を選択。

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麺は太め角型のストレート、多加水系のモチモチプッチンと柔らかく、もう少し固い方が好み。


スープは大陸と見まごうほどの油が浮いて漂い、豚の野生的な匂いがやや強く、油が多い分だけ醤油の風味がマイルドになり、少しボヤけてしまうか。


具はチャーシュー、ほうれん草、長葱、海苔3枚、そしてトッピングの味付け玉子は別皿に添えてくれるた。

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チャーシューは豚ロース肉をやや厚めにスライスしたものを1枚、繊維質でむっちりと弾力強く、醤油ダレがうっすら染み込んだ味わいも、スープの油でやはりボヤける。

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味付け玉子は半分に割られ、白身ぷるぷるで黄身は半熟のベストな加減、白身の色合いと風味から塩ダレをじっくり染み込ませた高品質な味わいで、スープに入れるのも勿体ない印象。


ほうれん草は家系の必需品だが、スープの風味を纏ってくたくたとするも、噛めばシャキッと良い歯応え、海苔も麺やスープを共に味わうと、一風変わった磯の香りを運んでくれる。
長葱か玉ねぎかで家系は分かれる印象があるが、こちらは小口切り長葱のおかげですっきり爽やか。
ニンニクを入れてパンチを増したり、辛味噌を加えてコクと辛味に変化させると、より味わいが強くなって個人的には好み。


24時間というのは魅力的、がっつり食べたい人は足を運ぶだろう。