『麺房 大喜』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2023/09/22/100000
海 醤油ラーメン 煮卵トッピング
麺 ★★★
ス ★★★★
肉 ★★★★
玉 ★★★★
他 ★★★★
85点
メインメニューの“海”と“山”、“海”を“醤油”でいただく。
器にはトッピングの煮卵も含め、様々な具材が並んでいる。
麺は中太角型のストレートややうねり、加水率は高めで表面プルプル、噛めばムチムチシコシコといった歯触りで、比較的オーソドックスな中華麺という印象。
スープは焼きアゴをベースに5種類の魚介系からダシを取り、さらには7時間かけて仕上げたスープと合わせ、魚介の淡い風味に焼きアゴの香ばしさやコクがほんのり、そして醤油の塩味とがバランス良く、ゴクゴクと飲めてしまう。
具材はチャーシュー、メンマ、カマボコ、葱、海苔、トッピングの煮卵。
チャーシューは豚ロース様のお肉をじっくり煮込み、ホロリと崩れるほどの柔らかさの反面、ムチっと締まった肉質、そして染み出る豚の旨味と力強い塩味とで、チャーシューとしてのクオリティは十分高い。
メンマは短冊型で6-7本入り、周りは柔らかくも芯は僅かに食感を残したクニクニコリコリ具合、やや甘めな味わいも良い箸休め。
カマボコは紅白、海苔は1枚、魚介系の“海”に磯の風味と相性良く、葱は長葱と小葱の2種で、ジャクジャクとして辛味や爽やかさが強い長葱、彩り豊かで噛み潰す食感が良い小葱とのコントラストも良い。
煮卵は半分に割られて1個分、白身は柔らかくプリプリと、黄身は絶妙な半熟加減でイエローオレンジグラデーション、卵黄の濃厚なコクとやや甘めの味付けとが良質さを物語っている。
味変としては卓上の胡椒しか無いのだが、ほのかに香ばしさを増す程度で、それはそれで良いアクセントか。
“山”も確かめたくなる。