『麺屋わになる』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2023/08/25/100000
贅沢鶏そば
麺 ★★★★★
ス ★★★★
肉 ★★★★
玉 ★★★★★
他 ★★★★★
90点
鶏そばを贅沢バージョンでいただく。
季節のカラフルな野菜が盛られ、底が小さい器に彩が咲いている。
麺は中太でやや丸みを帯びた角型ストレート、加水率はやや低めで、表面はツルツルとしてなめらかな口当たり、噛めばもちもちプッチンと程良い歯切れ、スープも適度に纏って食べやすい。
スープは透き通った鶏清湯、鶏の穏やかな風味に淡くまろやかな醤油の塩味、浮いた鶏油のコクとが合わさって優しい味わいが光る。
具材はチャーシュー、季節の野菜、熟玉。
チャーシューは3種、豚のロース様が2枚と、豚バラ肉と鶏ハムが1枚ずつ。
豚ロース様は脂身と肉身のバランスが良く、身も締まってむちむちと、豚バラ肉は脂身多めでぷるぷると、鶏ハムはしっとりむっちり、味わいはどれも淡くシンプルな塩味が香る。
季節の野菜はオクラ、カボチャ、トマト、そしてつみれ。
オクラはトロミも魅せつつシャッキリと、カボチャは薄切り固めでほっくり、トマトは皮を剥がれ、ジュクジュクとしつつ濃い甘味と酸味がアクセントに。
つみれは人参なども含んでふわふわのむっちり、旨味も十分でかつスープも吸い込み、良質な箸休めになっている。
熟玉は丸々1個入り、白身は外側はプリッと固めながら内側はぷりゅぷりゅと、黄身はトロロンと絶妙な半熟加減を呈すイエローグラデーション、卵黄のコクにほのかに甘味も奏でる深みのある塩味とがスーパーマッチ、最高クオリティの味付玉子に仕上がっている。
味変としては卓上のペッパー類、香ばしさで味を締めるブラック、軽やかな塩味を増すホワイトとを後半にプッシュすると良いだろう。
上質で良質なラーメン、一度味わってみると良い。