『中華そば 蒼々』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2022/07/22/100000
味玉中華そば
麺 ★★★★★
ス ★★★★★
肉 ★★★★
玉 ★★★
他 ★★★★
90点
ノーマル中華そばに味玉をトッピングしたメニュー。
皿に器をのせて提供され、澄んだ黒色スープに具材の彩りが目を引く。
麺は中細角型のストレート、加水率はやや低めで全粒粉入り、表面は僅かにふわふわとしながらパッツリとした歯切れ、シコシコとした歯応えや啜り具合から非常に食べ易く感じる。
スープは鶏や魚介を含んでいる印象だが、表面にも鶏油が浮いているために良く分からないものの、濃い目の醤油ダレに臭みを全て取り除いた様なふくよかなスープが混じり、純然とした旨味が響き渡る。
具材はチャーシュー、メンマ、葱類、貝割れ大根、そして味玉。
チャーシューは鶏ハム様と豚ロースハム様の2種であり、鶏ハムは胸肉をじっくり低温調理してしっとりむっちりと、味わいはほのかな塩味と鶏の旨味というシンプルさ。
豚ロースは褐色と桜色のグラデーションが鮮やか、薄めにスライスされてこちらもしっとりむっちり、やはりほのかな塩味と豚の旨味という素材本来の味わいを堪能出来る。
メンマは細めの角型が4-5本、くったりクニクニとした歯応えから胡麻油の風味と甘味が滲み、良い箸休め。
葱は輪切り長葱と粗微塵玉葱が入り、シャキシャキとした歯応えから辛味と青味を演出し、貝割れと共に濃い目スープの薬味的存在になっている。
味玉は丸々1個入り、割ってみると輝く様なゴールドイエロー、白身はプリッと固め、黄身は3/4熟程度でこっくりと、味わいは言わずもがな、ほのかな塩味で玉子のコクを十二分に届けるスタイル。
味変として卓上のホワイトペッパーが選ばれそうで、ピリッと締めて香ばしさを付与してくれるが、スープの旨味を消す可能性もあるため使用には慎重になると良いだろう。
麺とスープはハイクオリティ、それだけでも食べる価値がある様な一杯。