『揚次』の“中華”
『揚次』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2023/01/23/100000
中華
麺 ★★★
ス ★★★★★
肉 ★★★★★
玉 ★
他 ★★★★
85点
裏人気メニューとも言われている中華そばを注文。
入って来るお客さんは口々に中華を注文するのである。
提供されたのはあまり見た事ないルックスの中華そばで、スープに天かすが浮き、醤油系なのにもやしが添えられている。
麺は中細角型なストレート系ややうねり、加水率は高めで表面ふわふわ、噛んでも芯がないやわらかモチモチ系で、ズルズルと吸い込んでしまうなめらかさがある。
スープは鶏をベースに魚介の僅かな風味、澱み無い清湯系であっさりとしながら、コク深い塩味とダシの香りで旨味が爆発的に跳ね上がっている。
具材はチャーシュー、もやし、長葱、メンマ、天かす、玉子。
チャーシューは豚モモ肉を煮込んで1cm程度にスライスして1枚、ぷるんとした舌触りとむっちむちの締まった弾力、そして溢れ出る豚肉の旨味と付与された塩味が抜群で、この上質なチャーシューだけで勝負できそうである。
もやしはシャキシャキ、長葱のジャッキリ感と爽やかさ、メンマは平たい短冊型で8本ほど入り、歯応えもあって良い箸休めである。
天かすが小エビも含んで異様であり、スープを吸い込んでぷよぷよとした唇触りに飛び出る油の甘味感と小海老の海洋感、上質なスープをより輝かせるアクセントに。
玉子は茹で玉子をスライスして2枚、黄身は完熟でいわゆる普通の茹で玉子であり、味わいも想像通りの茹で玉子である。
味変としては卓上調味料があるが、ホワイトペッパーよりも七味唐辛子が合うという異例さ、どこか甘辛い蕎麦の様な味わいで、最後まで飲み干してしまう一杯。
今度は定番メニューも食べてみたい気持ちにさせる。