『自家製麺 鶏そば いちむら』の“濃厚鶏そば 塩 味玉トッピング”
『自家製麺 鶏そば いちむら』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2023/01/01/100000
濃厚鶏そば 塩 味玉トッピング
麺 ★★★★★
ス ★★★★★
肉 ★★★★★
玉 ★★★★
他 ★★★★
95点
オススメとあったメニューを注文。
麺量は並120gと大170gとを選べ、特盛230gは料金増となる。
麺は極細角型ストレート、加水率は低めの全粒粉入り、表面パツパツと固めの反発感、ややザラザラとした質感が唇や舌から感じられ、噛めばムチムチシコシコとした小気味良い歯切れと弾力で非常に食べ応えがある。
スープは鶏白湯系の濁ってとろみのある濃厚系、塩ダレの良質な塩味もさる事ながら、浮いた鶏油の効果もあってか鶏の風味と旨味とコクがズドンと喉奥を鳴らしていき、実にまろやかで濃厚な味わいである。
具材はチャーシュー、メンマ、長葱、トッピングの味玉。
チャーシューは2種、鶏ハム様の鶏胸肉を低温調理したものを20gほど2切れ、表面ツルンとして肉質はむっちりジューシー、表面に黒胡椒も擦り込まれて香ばしく、塩味もじっくりと染み込んで大変良い口当たり。
もう一種は豚バラ肉をブロックのまま角煮様に煮込んだものを薄くスライスして1枚、しっかり煮込まれて肉質は締まり、むちむちとした歯触りから程良い塩味がじわじわと染み出し、豚の旨味も重なっていく。
メンマは細い短冊型で10本以上、しんなりとしながらもやや固めでコリコリとした歯応え、ほんのり甘みのある味わいが濃厚ラーメンの良い箸休め。
長葱も薄い斜め切りでスープに溶け入り、シャッキリとした歯触りと程良い青さが口元を爽やかにしてくれる。
味玉は半分に割られて丸々1個入り、蔵王滋養卵を使用したそれは白身が固めでぷるぷると、黄身は夕陽の様な鮮やかなダークオレンジで絶妙な半熟加減、まったりとした口当たりから卵黄のまろやかで濃厚なコクは十分感じるが、塩味などの味付けは控えめ。
味変は卓上の胡椒類がセオリーで、クドさがみられる後半に香ばしさと締まりを加えてくれるが、場合によっては酢でサッパリとしたり、追い塩ダレで濃いめにするのも手か。
ちなみにつけ麺様の割スープもあるが、そちらは節系魚介ダシスープになっており、スープとの相性は未知数であるが、試す価値はありそう。
鶏の旨味と様々な具材をハイクオリティに仕上げている素晴らしい一杯。