『自家製麺鶏中華そば 火鳥』の“塩味 鶏中華そば”
『自家製麺鶏中華そば 火鳥』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2021/11/19/100000
塩味 鶏中華そば
味玉トッピング
麵 ★★★★★
酢 ★★★★★
肉 ★★★
玉 ★★★★★
他 ★★★★
90点
人気№1のメニューを頂く。
デフォルトでも具が盛り沢山なのだが、味玉はついていなかったためトッピングで追加。
麵は細めの丸みを帯びた角型のストレート、加水率は低め、全粒粉入れで表面はふんわり柔らかめながら歯応えのあるモチモチプッチン、香りも立って非常に上質。
スープは清湯で透き通った見た目、鶏だしに塩ダレを合わせて何ともまろやかな塩味と風味、端麗に見えて表面には鶏油もたっぷりで塩ながら濃厚な味わいを出している。
具はチャーシュー類、メンマ、長葱、カイワレ大根、海苔がデフォルト、トッピングの味玉。
チャーシューは鶏ハムと炙り、そして鶏団子の3種。
鶏ハムはしっとりむっちりとして優しい口当たり、塩味は控えめで鶏本来の味わいをダイレクトに味わえる。
炙りは鶏もも肉を2切れ程度、表面を炙ってほんのり香ばしく、ジューシーな質感からやはり塩味控えめでむちむちの弾力から鶏本来の旨味を伝えてくる。
鶏団子は細かく練られてふわふわの柔らかさ、中には軟骨も入って時折コリコリとした歯応えを感じ、混じった大葉が独特の爽やかさを運んで良い。
メンマは10本ほど入り、しんなりとしながら程良い固さと弾力、塩味と甘味が遅れて徐々に表れる。
長葱は半月切りほどで食感もありながらスープを吸い込んで良いアクセント、カイワレは彩りでその存在感が際立ち、海苔も同等の立ち位置。
味玉は丸々1個、割ると中から濃厚な色合いの黄身が顔を出し、白身はぷるぷると柔らかめ、黄身は全部がドロリと熟した形で一品料理として完成されており、塩味の強いカエシが十分に染み込んで高いクオリティに仕上がっている。
味変としては卓上の拉麺胡椒でピリリと辛味を、魚粉で節の香りを追加しても良し、そしてゆかりのふりかけが塩味スープならではの相性をみせ、加えても面白いだろう。
それでも最後まで鶏の旨味をしっかり味わえる極上スープであり、醤油ダレの味も確かめたい本能に駆られるのであった。