『つけ麺 和』の“特製つけ麺 並”

『つけ麺 和』の詳細は以下の記事を参照↓

https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2020/12/20/100000

特製つけ麺 並

麺  ★★★★
ス  ★★★★★
肉  ★★★★★
玉  ★
他  ★★★★★
95点

トッピング全部盛りの特製つけ麺を頂く。

麺量は小（100g）、並（200g）、中（300g）、大（400g）からあり、どれも茹で前量だが、茹でると1.5倍に増えるとのことで、価格もリーズナブルな並を注文。

太めの角型うねり、加水率は低めできっちりシメられて固くひんやり、モチモチグニグニの力強い弾力と、ふんわりとした麦の香りが臭みのない旨みを運ぶ。

つけ汁は鶏、豚、魚介で丁寧に仕込まれたスープを醤油ダレと合わせて煮詰め、ややとろみのある濃厚具合は麺にも否応なく絡まり、凝縮されたほんのり甘味のある超絶な旨味が全身に沁みていく。

具材はチャーシュー、海苔、メンマ、味玉が別皿に添えられ、チャーシューは豚が2枚と鶏が1枚のラインナップ。

豚チャーシューはロース肉を低温調理され、鮮やかな赤みとサシの白が皿の上のためいつまでも光り、薄くもしっとりむっちりとした歯応えと共にしっかりとした塩気と優しい甘味とが溢れる。

鶏チャーシューも胸肉を低温調理した様なしっとりさを誇り、やや大ぶりな肉身は噛めばむっちりと跳ね返す様な質感、生姜の様な風味や香味や酸味を醸しながらじっとりとした塩味も堪能できる。

味玉は丸々と入り、白身も白く、黄身も綺麗な黄金色で絶妙な半熟具合、ほんのりと塩味が染み渡るが、味わいやコクはそこまで強くなく、箸休めのひとつ程度の存在感。

メンマは角柱型で大小ありながら3本ほど、しんなりしながら肉厚でぶりぶりの歯応えが絶妙で、胡麻油の香味と僅かな酸味や塩味がゴージャス感をほのめかす。

海苔も10cm角ほどが3枚、どれも香り高く磯の風味が魚介を含んだつけ汁と良く合う。

 小皿にはふんわりと薄く切られて盛られた長葱とニンニク醤油が並び、長葱は優しい口当たりと爽やかさを、ニンニク醤油は粗微塵にされたニンニクがパワフルな風味と辛味を示し、醤油の旨味と共につけ汁にパンチとインパクトを。

また卓上のフルーツ酢は何のフルーツかは分からないながら、強めの酸味でつけ汁があっさり、それでいて深みのある甘味と旨味を付加し、爽やかな口当たりになる。

余ったつけ汁にはスープ割り、魚介の風味が強めのスープを多めに入れても、つけ汁が濃厚なので丁度良く混ざり合い、落ち着いたデザート感覚。

やや高いが、高いだけのことはあるクオリティ。