『らーめんONE』の“ニボつけ麺ONE”
らーめんONEの詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2019/01/20/100032
ニボつけ麺ONE(麺中盛300g)
麺 ★★★★
ス ★★★★
肉 ★★★★★
卵 ★★★★
他 ★★★★
85点
煮干しつけダレで頂くつけ麺のトッピング全部のせバージョン。
麺は冷や盛、大きな器にメンマと炙りチャーシューが2枚、半分に割られた味付玉子が1個分、海苔2枚と共に。
つけダレは斜め切りにされた長葱と細葱がそれぞれ入り、糸唐辛子もふわり。
麺は中太角型のストレート系でややうねり、低加水系ながらぷりぷりとした口触り、歯を立てればもちもち、噛めばグニグニとコシ強く、僅かな苦味を呈する点が『麺屋とがし』系列らしさか。
つけダレは煮干しの香りが強くも、口に含めばえぐ味や渋味はほとんど感じず、昔食べた母が作る御御御付けの様な懐かしさが脳裏をよぎり、柔らかかつ力強い魚介の風味としっかり煮込まれた豚骨の旨味が混在し、濃口でまろやかな味わいに。
麺は否応無くタレを絡め、さらには長葱も付随するために濃口ながらどこか爽やかさが流れる。
チャーシューは豚ロースあたりだろうか、5mm幅程度に大きめにスライスされ、塩メインでローストで丁寧に味付けされた様な色合いと味わいであり、直前にバーナーで炙られる事で温かみや香ばしさを保持し、ニボつけダレにも負けない力強さとインパクト。
味玉は黄身全体が熟々として濃厚なコクを持ち、ドロンとした舌触りながら白身はブリッと固め、時間をかけてしっかり味付けされていた証拠であり、甘めのタレで口当たりはややクドさも感じる。
海苔は時間を置いても比較的パリッとしており、メンマは細切りでシャキシャキとした歯応えと濃いめの味付けが施される。
後半は煮干しの風味や濃口に若干の飽きを感じたため、“鰹と昆布の特製酢”なる卓上調味料をつけダレにひとかけ、尖った酸味とまろやかなダシの香りで少し上品に変化させ、楽しめる。
黒胡椒や辛味はつけダレのせっかくの風味や旨味を損なってしまうため、私は遠慮。
最後は薄めの割スープを多めに注ぎ、ゴクゴクと一滴残らず飲み干すのであった。