『味噌三礎』の“まろやか濃厚白味噌 味玉”

『味噌三礎』の詳細は以下の記事を参照↓

https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2022/07/01/100000

まろやか濃厚白味噌 味玉

麺  ★★★★★

ス  ★★★★★

肉  ★★★★

玉  ★★★★★

他  ★★★★

95点

一番人気の呼び声高い白味噌に味玉トッピングのラーメンを注文。

注文してからあまり待たずに提供、盆の上に摺鉢器に注がれたラーメン、レンゲ、練り箸がセットでのせられている。

麺は中太幅広系のちぢれうねり、加水率は高めながら全粒粉入りのもっちもちの食感、まるでパスタを食べているかの様な錯覚に陥る食べ応えがある。

スープはややゆるみのあるトロリとした水質、まろやか濃厚白味噌と言うだけあり、実にまろやかな口当たりから味噌のスッキリとした甘さや深みのあるコク、じんわり優しく広がる塩味、そして散らした胡麻からは香ばしさや、どこか柚子の様な柑橘系の酸味や風味もアクセントの様に時折現れる。

具材は鶏チャーシュー、野菜、メンマ、海苔、トッピングの味玉。

鶏チャーシューは鶏胸肉を低温調理でしっとりとハム状に、スライスされた一切れはぷるぷるでふわふわ、そして噛めばむっちりとした弾力、鶏の旨味とわずかな塩味が素朴な味わいを生む。

野菜はもやしや長葱をたっぷり、味気はないためシャキシャキとした食感に野菜の青味が残るが、スープに浸して野菜炒め様に頂きたい。

メンマは短冊型で5-6本、しんなりとして柔らかく、それでいてコリっとした歯応え、胡麻油の奥に強めの塩味も伝わり、海苔は2枚で新鮮な海の風味を堪能出来る。

味玉は竹鶏ファームの卵を使用し、丸々1個入っているかと思いきや半分に割られており、白身は硬めでプリッと、黄身はねっとりと濃厚、味噌の様な深いコクと甘味や塩味が黄身から感じられ、非常にクオリティが高く感じる。

味変としての調味料は上品スープに辛味や刺激を与えてはくれるが、それよりも辛味天かすが徐々にスープに溶け、ぽよぽよとした唇当たりと脂感や辛味が徐々に変わりゆく様を感じるのも悪くない。

何だか不思議な余韻に浸るのは食べ慣れていない味わいだからだろうが、満足感は非常に高い一杯。