『拉麺そらたつ』の“丸得みそ”

『拉麺そらたつ』の詳細は以下の記事を参照↓

https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2021/03/22/100000

丸得みそ

麺 ★★★
ス ★★★★★
肉 ★★★
玉 ★★★★
他 ★★★★★
95点

みそラーメンに＋150円で味玉とチャーシュー2枚を増すことができるメニュー。

大きな椀に濁ったスープが注がれ、具材の上には長葱、そして生姜が盛られてはいるが、抜いて注文することも可能の模様。

麺は中太丸型の僅かなちぢれうねりだが、みそ系にしてはやや細めな印象、加水率はやや高めながら芯も感じるふんわりもっちり系、弾力のある歯応えが残る。

スープは豚骨ベースだが、味噌は米糀入りを中華鍋で焦がしたと書かれており、そのせいか香ばしさとほんのり苦味が漂いながら、まろやかでコクのある、そして塩味もしっかりとした力強い味わいにまとまっている。

具材はデフォルトで角切りチャーシュー、もやし、メンマ、先述の長葱と生姜、そこに増されたチャーシューと味玉を。

チャーシューは豚ロース風で角切りと5mmほどのスライスが2枚、どちらも柔らかくなるまで煮込まれてほろほろのとろとろ、味わいは薄く肉の甘味も控えめだが、スープと共に頂くと抜群である。

生姜が直に塗られている様なポジションになり、薬味の様にチャーシューの臭みを消し、風味をもたらしてくれている。

もやしは焦がされながらシャッキリとし、この香ばしさがスープの旨味を加速させていると言っても過言ではなさそう。

メンマは細切りでコリコリ、味わいは薄め、長葱の辛味と風味は濃いめのスープにほどよいアクセント。 

味玉は半分に割られて吸い込まれそうなオレンジゴールド、白身はぷるぷるで黄身も半熟という見事な加減、醤油系の塩味は付与されているもやや控えめ、だがしかし、黄身のコクとみそスープが合わされば極上品にも跳ね上がる。

卓上のおろしニンニクは香りこそ強烈だがやや甘さも感じ、スープに溶かせば独特の辛味や風味が溶け込み、まろやかさに刺激的な旨味と深みが追加される。

最後の一滴まで美味しく頂けるスープ、味噌部門でかなり上位に食い込むか。