全国高校ラグビー選手権大会決勝2018 大阪桐蔭対桐蔭
大阪桐蔭(大阪)26-24桐蔭(神奈川)
前半、大阪桐蔭が巧みなアタックオプションや重量FWの突進で連続トライを奪うも、桐蔭が個人技やセットピースからのオプション等で3連続トライを返し、桐蔭が17-12とリードして折り返す。
後半は大阪桐蔭がFWの突進やCTB陣の切り込みでじわりじわりと前進すると、敵陣22mからは徹底した接近戦を演じ、ラックからのリモールで効果的にトライラインを割る。
対する桐蔭も少ないチャンスからパントやオフロードで見事に繋いで追いすがる。
互いに詰めの速いディフェンスや、高校生ながら比較的少ないハンドリングエラーで決定機を逃すという事は無く、アタックでは強い個をキャリアーにしながらチャンスを作り、畳み掛けると言った場面が目立った。
勝負の分かれ目はFWの統率だろうか。
大阪桐蔭の重量FWによる塊感とレッグドライブは、腰を立てながら上半身は鉛直に相手に刺さり、一気に押し寄せる波の如くカウンターラックを形成し、1.5mしか押せずほとんどがボールキープをするスクラムにおいても、コラプシングを奪取した。
そしてラックからのリモール。
どの形が効率的かを選び、考え、磨いてきた結果だと思われる。
両校ともお疲れ様でした。