『徳島ラーメン人生』の“徳島ラーメン”
『徳島ラーメン人生』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2020/04/01/100012
徳島ラーメン
味付玉子トッピング
麺 ★★★★
ス ★★★
肉 ★★★
玉 ★★★
他 ★★★
80点
オーソドックスな看板メニューを頂く。
豚骨醤油の混濁スープに細麺、甘辛く煮込んだお肉が特徴である。
麺は細めで丸型ストレートの低加水系、麺の茹で加減は「ふつう」を選択し、パツパツプッチンといった微かな歯切れと弾力が混在。
スープは豚骨を煮込んだであろうが臭みはある程度残り、そこに濃いめの醤油を合わせ、さらに煮込んだお肉の味わいも溶け出して甘味も広がる。
塩辛さもありながら甘味も強く、そして豚くさいというやや強烈スープであるため、細麺はスープをよく絡めとるが、そのまま食べると味に圧倒され、白米や淡白な何かを欲してしまうクドさも残る。
具はお肉にメンマ、たっぷり長葱、そこにトッピングの味付玉子。
お肉は豚バラ肉を煮込み、柔らかくも確かな歯応え、甘辛いタレが染み込んで噛めば噛むほど旨味が溢れ出る。
玉子は丸々1個入り、割れば綺麗な半熟加減、白身は硬く黄身はドロリと完璧な質感、めんつゆ様の甘めなカエシが染み込むが、塩気はほとんど感じられず、玉子本来の味わいを楽しむか、スープを吸い込んで背徳的な代物に変化させるか、自分次第である。
メンマは薄く幅広に切られ、シャキシャキとした歯触りとほのかな風味、葱はフレッシュな青さを出すこともあるが、スープに浸されてクタっては、甘辛さを絶妙に緩和する。
「すき焼きラーメン」と称されるのほ甘辛い肉の存在に加え、生卵を落として頂くスタイルにあり、濃厚スープの口当たりをよりまろやかにし、黄身のコクが非常にマッチ、肉やら麺やらを絡めて食して損はない。
さらに卓上にあるガーリックパウダーでパンチのある風味をもたらし、ピリ辛もやしはシャキシャキとした歯応えと痛烈な辛味をみせ、胡椒は香ばしさを、ごまは甘味をプラスしてくれる。
ラーメン単体を楽しむよりは、これを自分好みの味にどれだけ作り上げるか、そこがこのラーメンの醍醐味かも知れない。