埼玉県は行田市にて菓子の製造・販売を手掛ける会社。
看板メニューの“十万石まんじゅう”を筆頭に、和菓子や焼菓子、洋菓子、パン等を揃えている。
十万石とは、埼玉県の行田市にかつて存在した忍藩の石高を表しているという。
甘味 ★★★★
塩味 ★
酸味
苦味 ★★
食感 ★★★★★
80点
「うまい、うますぎる」で有名な埼玉県を代表する和菓子。
埼玉県のローカルテレビ局にて流れているCMで上の謳い文句が語られるが、これは有名な版画家『棟方志功』氏が実際に口にしたものである。
「十万石」の刻印を押された小判形の饅頭は、外側をつくね芋を用いた生地で包み、中には漉餡が眠っている。
皮生地は厚みもあってムチムチ、素朴な味わいの中にほんのり甘味や塩気、苦味を含んでいる。
あんこは北海道十勝産小豆を厳選して使用し、乾きながらどこかしっとりとし、なめらかで淀みない口当たり舌触りから、澄んだ甘味と上品な渋みが流れ込んでいく。
うますぎる程ではないが、埼玉に行った際には買いたい菓子のひとつ。