『卵とプリンの専門店 花兄園』の“花兄園プリン”
『卵とプリンの専門店 花兄園』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2022/05/10/100000
花兄園プリン
甘味 ★★★★
塩味
酸味 ★
苦味 ★★★
食感 ★★★★
90点
オーソドックスなプリンを頂く。
カラメルソースは別添となっており、蓋を開けると神々しいほどの輝きを迎えられる。
プリンはバニラ不使用、卵、牛乳、砂糖、生クリームだけというシンプルさ、表面は僅かに固めながら、その下層はぷるぷるとした弾力となめらかな口当たりでどんどん吸い込まれていく。
爽やかで優しいコクとすっきりとした甘さがシンプルかつハイクオリティ、濃厚な卵の風味もあるが後味は軽やかで次の一口への助走を生んでいる。
そこにややサラリとした濃厚カラメルソース、ゆるめで一瞬にしてプリンをコーティングし、じんわり響く深い苦味と凝縮された純粋な甘さを付与してくれる。
やはりシンプルかつハイクオリティ、厳選された卵が成した味わいか。
『菜々家』の“銀ひらすの西京焼き定食”
『菜々家』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2019/05/11/100056
銀ひらすの西京焼き定食
90点
魚メニューのひとつ。
高級魚を3種のブレンドした味噌で漬け込み、焼いている。
身はパツパツながらしっかりと締まっており、表面の味噌が柔らかい口当たりを演出、そしてジューシーな肉身はむっちりと力強い弾力で、白身という中でその存在感を発揮する。
そのままでもブレンド味噌の芳醇な風味や優しい甘味、程よい塩味とで十分過ぎる味わい。
そこに付け合わせの大根おろしと濃口醤油が登場、サッパリとしながらも塩味が深まり、大豆と大豆と大根のまさにビッグ3が、銀ひらすを一品料理からより良いおかずに近づけていく。
付け合わせはほうれん草も加わり、彩りと共にほのかな青味と甘味が良い箸休めとなる。
白米が何倍でも食べられてしまう代物。
『菜々家』の“チーズインデミハンバーグ定食”
『菜々家』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2019/05/11/100056
チーズインデミハンバーグ定食
100点
ハンバーグメニューの新顔、チーズインのデミグラスソースバージョン。
チーズフォンデュに変えての登場かは不明だが、ハンバーグの中にチーズがたっぷりインされている。
ハンバーグは外側がカリカリ、切り込みを入れると途端に溢れ出す肉汁、そして中からチーズが滝の様に流れ出してくるのである。
おそらくチーズをタネで包んでオーブンで焼き上げているのだろうカリカリ加減と、タネのふわふわ加減との差が面白く、そこにチーズのとろとろとしたゆるさと伸びと纏わりつき加減が何とも言えない食感を産んでいる。
肉の旨味や脂の甘味が迸る中、チーズのパワフルな塩味がぐわぐわと感じられ、ソースがなくとも絶品ハンバーグが完成している。
そこにゆるめでトロンとしたサッパリ目のデミグラス、程良いコクと甘味と塩辛さでハンバーグや具材に合う事この上無し、チーズのパンチも殺さずに三位一体のまとめ役を買って出ている。
付け合わせのハッシュドポテトはカリカリで香ばしく、ほうれん草はくたって良い青味、ナポリタンはあっさりとして途中の箸休めに丁度良い。
デミソース最後の一滴まで堪能出来る味わい、頼みがいがある。
『ビッグボーイ』の“やわらかビーフシチューハンバーグ”
『ビッグボーイ』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2021/04/18/100000
やわらかビーフシチューハンバーグ
95点
ハンバーグメニューのひとつ。
陶器にハンバーグ、野菜、そしてビーフシチューを回しかけてオーブンでしっかり焼いている。
ハンバーグはふっくらふわふわで、開いてみると中から滝の様な肉汁、柔らかい肉身はジャーシーな口当たりで旨味も十分閉じ込めている。
ビーフシチューはたっぷりかけられてトロンとゆるめ、ハンバーグや野菜に絡んではデミグラスの様な赤ワインのしつこさやクドさを省いた、ややサッパリとした塩味とコクと甘味を感じられる。
さらには牛肉のブロックも小ぶりながら2片ほど、脂も多めなのかトロトロに煮込まれて柔らかく、むちむちとして最高のおかずである。
野菜はクレソン、じゃがいも、赤パプリカと彩りも様々、シャキシャキクレソンの爽やかさにほっくりじゃがいもの安らぎ、ジャクジャクパプリカのホロ苦さと、角度を変えたアクセントをお届け。
是非ともバイキングセットで最後の一滴まで堪能してほしい。
『らーめん本竈』の“焼豚炊き込みご飯”
『らーめん本竈』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2022/05/04/100000
焼豚炊き込みご飯
90点
ご飯物サイドメニューのひとつ。
陶器には焼豚らとスープらを炊き込んだご飯が150gほど、白胡麻と小葱を盛っている。
炊き込みご飯には焼豚の他に牛蒡や高菜等も入っており、魚介スープ等の旨味やほのかな塩味にゴロゴロ焼豚の力強い旨味、シャッキリ牛蒡やしんなり高菜らの素材の風味が絶妙に混ざり合う。
そして塩味お吸い物スープとの相性も抜群、最後は茶漬けにしても良し、交互に口に含んで『あさげ時々メシ』状態にしても良し。
ご飯物メニューとしては良いクオリティかと。
『らーめん本竈』の“塩海老わんたん麺 味玉入り”
『らーめん本竈』の詳細は以下の記事を参照↓
https://gurunabb.hatenablog.com/entry/2022/05/04/100000
塩海老わんたん麺 味玉入り
麺 ★★★★
ス ★★★★★
肉 ★★★★★
玉 ★★★
他 ★★★★★
90点
自慢の塩ラーメンに自慢の海老わんたんと味玉をトッピングしたラーメン。
底が小さい逆円錐系の器に、麺が見えないほどの具材が盛られて提供される。
麺は中細角型のストレート、加水率はやや高めで全粒粉入り、歯触りはふわふわで歯切れはプッチン、噛めばもちもちという優しい食感に北海道産小麦『春よ恋』の香りも爽やかに。
スープは透き通るほどの美しさ、鶏脂も浮いてややまったりとした口当たりから淡麗な魚介の味わい、そしてじんわーりと塩ダレの塩味が奥から感じられ、まるでお吸い物の様な上品な旨味が麺に優しく絡む。
具材はチャーシュー、メンマ、水菜、そして海老わんたんに味玉。
チャーシューは低温調理されたまさに豚レアハムが薄くスライスされて2枚、じっくり染み込んだ塩味と胡椒の香り、そして豚本来の上質な旨味がしっかり味わえ、一品料理として完成形に近い。
メンマは太めの角柱型でややしんなりとしては歯応えはカリコリと力強く、もはや竹の香りや風味すらする様なワイルドさも感じる。
水菜のシャキシャキ感と青味は淡麗な味わいを一層強くする。
海老わんたんは3つ入っており、生地はぴろぴろのぷるぷるで口の中に吸い込まれ、もっちもちの食感から中の海老団子が顔を出し、ぶりんぶりんと歯応えと共に海老の香りと豚肉の旨味とのマリアージュが凄まじい。
味玉は丸々1個、白身は固めでぶりっぶり、黄身は鮮やかなゴールドイエローで僅かな熟し加減、塩ダレが染み込んで塩味がほんのりと。
味変のホワイトペッパーで刺激や味の締まり、香ばしさなどがプラスされるが、なくても最後まで十分堪能出来る。